真っ黒けのけ
体験から考える日本の男女賃金差
意味の分からないタイトルといつになく真面目な大見出し。
何を書きたいかというと、私が体験した男女賃金差に関してなんです。
前職では公共交通機関の複合商業施設の事務責任者をしていました。
「彼」は3年後に入社。
30代前半で妻子持ち、同業種の経験ありというスペック。
事件は彼が2番目のお子さんの出産時に育児休業をとるところから始まりました。
本社が必要書類を作るため、一事業所である私のほうにも必要書類をそろえるように
指示が来ました。
- 賃金台帳を基にした総支給額の記入
- タイムカードのコピー
さっそくタイムカードをコピーし、申請書類に総支給額を書いていきます。
ん?
基本給高杉。
30代で、私より3年後の入社で、副主任はやってるけど(副主任手当は他につきます)
何この基本給の差?
私の基本給より3万も高いです。
そりゃあ確かに養わなきゃいけない家族がいるのはわかる。
でも大卒でもない彼の基本給が責任者をやってる私の基本給より高いって・・・
私が女だから?
という理由しか考えられません。
納得のいかない私は、正式書面にして本社へ質問状をぶつけました。
今思うと浅はかだったんですが(男女雇用機会均等法を例にしてしまった)
本社からの正式回答には、
「基本給は就業規則に基づき、当時の支配人が決定したもので何らかの理由の返答の余地なし」
みたいな答えが返ってきました。
本当は労働基準法を例に出せばよかったんですが。
↓
1-1.労働基準法4条は女性であることを理由に賃金に差を設けることを禁止する法律 労働基準法4条の「男女同一賃金の原則」のポイントは、性別が女性であることを理由に、男女間で賃金に差をつけることです。 この差は少ない場合はもちろん、多い場合も差別的と定義されています。
まあ、コネで何度も出たり入ったりするパートがいたり、自分の知的障害がある息子を無理やり就職させるパートがいたり、社長の代わりに実権のある専務に色仕掛けで30万借りパクするパートがいたり、業者からリベート取りまくりの中間管理職がいたり、
いわゆる底辺なブラック企業だったので、
専務にすり寄れば基本給を上げてもらうことなど造作もないこと。
実際に彼が本社に通う話を耳にしたこともありましたし。
その専務というのが
ザ・昭和の男
という感じの人間で。
最初は人当たり良くスマートに近寄ってくるんですが、
ひとたび社員寄りの意見を言おうものならば、
「会社に金がないんだよ、何とかだましながらうまくやってくれ」
というような人物でした。
私はそんな専務が大嫌いでした。
以下、私が体験した底辺ブラック企業の私なりの定義
- 中間管理職は上役の顔色ばかり窺って自分の意見を出そうともしない。
- 社員側の意見を聞こうともしない。
- 改善案を出しても会社にお金がないからと言って相手にされない。
- 社員は会社のために働くのが当たり前と思っている。
- 同期で入社したばかりなのに女性より男性のほうが賃金が高い。
- 組合とは名ばかりで実質会社のいうがままにされている。
- 同族経営である。